沖田の日記

意識低い小学校教員の雑記。

映画「おおかみこどもの雨と雪」の感想 〜おみやげみっつ、たこみっつ〜

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映画「おおかみこどもの雨と雪」を見ました。

その感想なんですけど、ネタバレしながら書きます

感想自体もいまさら感あると思うし、細田守監督最新作「未来のミライ」が絶賛公開中なのでそれに乗っかってる感はあるんですけど、

これを書いているのは見終わった直後なので、気持ちが新鮮なうちに書いてみたいと思います。

 

おおかみこどもの雨と雪」ですが、見るのは2回目でした。

2012年に公開ということで、当時劇場に足を運んで鑑賞しました。

そのときも「良かったなぁ」という気持ちだったと思うのですが、

それから6年も経っていますので正直内容をほとんど覚えていませんでした。

 

おおかみこどもの雨と雪」を今回見る前に実は「バケモノの子」と「美少女戦士セーラームーンSuperS」を見てたんです。

映画2本も見た後だから結構疲れたなぁと思っていて。

で「おおかみこどもの雨と雪」は1回見てるし、

何か作業しながら横目で見て「あぁそんな感じだったよね」と思い出せればいいかな〜くらいの気持ちで見始めたんです。

 

ところがどっこい。

引き込まれましたね。

他の作業をする余裕なんて一切与えられませんでした。

テレビ画面に釘付けにされました。

素晴らしい映画だったなと思いました。

 

 

本作のテーマは何でしょうかね。

母親の強さか。

自然との共生か。

「生き方」か。

 

おおかみおとこと結婚して子ども(雪・雨)を産んだ花。

世間に「半分おおかみ」ということを知られないように生活をします。

父のおおかみおとこは雨が生まれたばかりのときに他界。

花は一人で二人(二匹?)の子を育てていくことになります。

 

都会で暮らすのは難しいと考えた花は、田舎暮らしを決意します。

不便の極みのような集落の外れで、花は生活を切り詰め、畑を耕し、周囲の人々にも支えられながら子どもたちを育てていくのです。

 

これ本当に見てないとわからないと思うんですけど、花が強い。

荒れ果てた家屋の修繕も畑作りも、子育てと両立させながら女手一つでやってのけます。

ここの描写はきっとオーバーに表現しているのではなくて、本当に女の人は子どもを守るためであればこれくらいのエネルギーを発揮するのだと思います。

ぼくの母親も、父の料理店経営(自営)がふるわなくなったときに、内職やネットワークビジネスで収入を(父には頼らず)1人で作り、子どもたち3人を大学や短大まで進学させてくれました。

女の人は強いです。

 

女の子の雪は11歳になり、男の子の雨は10歳になります。

幼少期に活発だった雪は「人間の女の子」としての生き方を選ぼうとします。

逆に、なんとも臆病な男の子だった雨は「野生のおおかみ」としての生き方を選ぼうとするのです。

 

花は雨の生き方に対して葛藤します。

背中を押してあげたいけど、まだ自分の元から離れてほしくない。

それでも雨の「自立」に最終的にはエールを送ることになります。

 

 

花が「人間として生きたい」と考えているときにクラスメイトの草平から「犬っぽい匂いがする」と言われてしまいます。

「半分おおかみ」であることがわかったら周囲から拒絶されてしまうということを気に病んで、一時期登校拒否になってしまいます。

実は「花はおおかみ」だと気づいていた草平でしたが、そのことで花を拒絶することはなく、友好的に接してくれました。

花が後に打ち明けたとき、その態度がどれだけ嬉しくて心強かったか。

 

嫌われてしまうかもしれない、色眼鏡で見られてしまうかもしれないという秘密は多くの人が持っているのではないかと思います。

 

借金があるとか

身内に要介護者がいるとか

犯罪歴があるとか

ネットワークビジネスの会員であるとか

宗教の関係があるとか

カツラをかぶっているとか

 

普通の人とは違う特異なものを持っているということは大きなコンプレックスになります。

とても心がつらい状態で日々を過ごしていたりします。

その人にどんな秘密があろうとも、まず大事なのはその人の人間性だったりするわけで、仮にマイナス面の秘密があったとしてもそこに本物の愛情や友情があるならば、きっと大丈夫なのでしょう。

 

花は子どもが不安がるときには「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と声をかけてやります。

勇気づけられます。

強く、素敵な女性だなと思います。

宮崎あおいちゃん(声優)の力も大きいでしょう。

 

「人間として生きるか、動物として生きるか」という部分は「バケモノの子」でも主人公・九太が悩んでいました。

 

 

おおかみこどもの雨と雪」では大学生ではないおおかみおとこが大学に忍び込んで講義を受けたり勉強したりしますが、「バケモノの子」でも幼少期からずっとバケモノと武道の修行をしてきた九太がある日本を読み始め、勉強に興味を持ち始めるようになります。

 

どんなにビハインドがあったとしても一生懸命に勉強をすればきっと、その努力は無駄にならないで実を結んでくれるのだというメッセージを感じました。

 

花も雪も雨も九太も、自分の決めた道・信念を曲げずに、どんな困難も乗り越えていこうという気概を持って生きようとしています。

この姿に感化されないわけにはいきません。

 

家族や仲間がいることで強くなれます。

2作品から学んだことでした。

 

 

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